1月23日
フォートナムアンドメイソンのケーキ
ジョブカフェに行ったついでに三越に寄ったので家に買っていった。
おいしかったです。
私の家は仙台市の郊外にあります。
距離的にすごく遠いというわけではないのですが、交通の便がこれでもかというくらい悪く、車がないと生活できません。
更に市内に出るのも一苦労なので、家の近所で働いている今となっては月に1度か2度出掛ければ多いくらいになってしまった。
以前は市内中心部の大学に通っていたし、その周辺でバイトもしていたので毎日のように行っていたのですが。
仙台はとてもいい所です。
海も山も近いし、そこそこ便利だし、夏場は涼しいし、町並みはきれいだし、本当にいい所です。
そんないい所なので、仙台の人は大抵地元が大好きだし、若者の地元志向も抜群に高い。
私もかつてはそう思っていたのですが、ある時を境に、もうそれがはっきりといつだったか、またどういったきっかけだったかについては覚えていないのですが、仙台があまり好きではなくなりました。
日曜日の夜に、坂口憲二が出てる沖縄かどこかの島の警察官のドラマを見て、そのドラマに出てくる女の子がこんな島嫌、今すぐ出て行きたいみたいなことを言っていました。
島は不便だし、島民の繋がりが密接すぎてプライバシーも何もないとか。
いっそそういう島とか、めちゃくちゃ山奥とかの方がまだマシだったかもしれない。
そういう極端な場所に住んでいたら、郷土愛に溢れまくって張り切って町おこしとかに参加しちゃうか、吐き気を催して無理矢理にでも出て行く気になるか、二択だったと思う。
仙台市というそこそこの都市の郊外。
何もかも中途半端です。
これといった特徴もなく、車があれば不便を感じず生活できる。
少し足を伸ばせばそれなりの施設が揃っている。
そして市内の超短小な地下鉄の沿線上に住んでいれば車がなくとも全然不便ではない。
東北の各県からの出身者も多くいるし、何ていうか、みんな仙台マンセーすぎる。
大学のゼミの先生が、仙台の学生はぼんやりした顔してるのが特徴だと言ってました。
水も空気も飯もうまくて、色んな物が揃ってるから、ぼんやりしちゃうんだとか。
大人物は山奥や僻地から生まれるとも言っていた。
確かに。
こんな住み心地のいい所にいてはハングリー精神も糞もない。
で、何が言いたいのかというと、こんな素晴らしい土地柄なので、みんな仙台大好きすぎて出て行きたいという発想が極めて異端だということです。
何で仙台で十分事足りるのにわざわざ東京に行きたがるの、仙台でいいじゃない、みたいな。
そりゃそうなんだけども。
そこで出てくるのが郊外の条件です。
その十分事足りる仙台まで出ていくのがとても大変。
遊びに行くくらいなら何の問題もないけども、毎日仕事で通うとなるととんでもない。
ガソリン代+駐車場代+地下鉄の定期代で4万はかかる。
しかもガソリン代や駐車場代はおそらく交通費に含まれまい。
更に時間にして1時間半。気が遠くなる。
時間と金という人生における貴重な要素ナンバー1とナンバー2を毎日ドブに捨てるわけです。
しかも捨てた引き換えにもれなく疲労もついてくるという何ともネガティブなおまけ!
市内の会社をたくさん受けたけど、必ずと言っていい程「通える?」と聞かれました。
もちろん通えます大丈夫ですとは言いましたが、全て落ちました。
距離だけが問題ではなかったとは思うけど、家が遠いというのは不利にしかならない。
絶望的ですね!
何でこんな中途半端なところに住んでるのかしら!
ふしぎ!
家の近所は郊外の田舎なので、ロクに求人がありません。
前の会社は奇跡、今の所は万年人手不足のコールセンター。
もう奇跡が起こる気配はないし、また私も家の近所で正社員になってしまったら一生ここから出られなくなるおそれがあるので、その気もない。
長くてまとまらなくなってきた。
せめて親との関係が良好ならば…。
出て行こうという気がなければ事態はもっと簡単に片付くのかもしれない。
こうして悩んでいる間に時間はどんどん過ぎていく。
困った。
今日はもう眠いのでゲームやって寝ます。
ああ、また先送りにするのか…。
誰にも言えないし言ったところで実際に決めたり行動するのは自分なので、孤独な戦いは今後しばらく続くでしょう。
ああ…。
考えてるうちにだんだん面倒になってきて、生まれなければよかったなぁとまで思うのでやってられないです。
何で私この家に生まれてこんな変な所に住んでるんだろう…。
ああ…。